2ntブログ

§ M-0080219-m §

M-0080219-m

【】 § スポンサーサイト §

--/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。



【259】 § excursion◆∮Vol.7∮◆ §

2009/11/16 05:50
【小旅行―白銀色の世界―】

わたくしは、彼を≪見つける≫ことが叶いました…。

撮り終えてからも…

わたくしは、暫く、≪そこ≫に立ちつくしていました。

滲んだ眼に映る景色と言うのは…

銀色≫の世界です…

そう…

M‐♂の姿を重ねた…
陽の光を反射する様した水飲みの蛇口の色の様な…
白銀色(しろがねいろ)の世界なのです…。

金属の銀の色であり、通常の色彩と金属光沢を合わせた色であります。
自然であり…
また…
人工的な色を併せ持つ…

バランスのとれた色なのかもしれません…。

金属光沢をのぞけば、灰色やグレーといった色となり…
また…
金属銀として考えるならば、可視光線(かしこうせん・電磁波のうち、人間の目で見える波長のもの)の反射率が98%程度と高く白と呼ぶ方が妥当であると言えましょう。

不思議な色合いで御座います…。

あぁ…

わたくしは、その≪銀色≫と言う色合いの中にも…
彼を…M‐♂を見出していたのかもしれません。

そう…連想していくと…
真珠(宝石)
月(天体)
銀(金属)
etc.…あげることが出来ましょう…

【真珠】は貝の体内で生成される生体鉱物(生物が作り出す硬組織、鉱物質は生体鉱物)であります。彼は、常に何かを自分の中で育成し、除除に成長させ、美しい玉を作り出そうとしているように思います。
また…【月】…ギリシャ神話の月の女神は元々セレネでありますが、アルテミスやヘカテと同一視され、月が満ちて欠けるように3つの顔を持つ女神としての形容が御座います。
M‐♂も同様に様々な顔を持ち、わたくしを導いて銀色の月の光で導いて下さっているように思います。
そして…【銀(金属)】…
先程申し上げたように、不思議なバランスを持った色合いなので御座います…。
未来を感じさせる色でもありますし、宇宙的な広がりを持った色合いでも御座います…。

彼に感じていた…≪色≫…。

それが≪銀色≫だったので御座いました…。

銀色の蛇口の色を感じた時…

わたくしは…

『あぁ…M‐♂の色だ…。』

と確信したので御座いました…。

わたくしは…
零れおちる涙を、やっと…
自分の右の人差し指と中指で…拭いました…。
涙を掬い取った指先の上に溜まった涙が微かに、震え、そして光ったので御座いました。
その光りの中にも、銀色の光りを見つけ…わたくしは、更に、眼に一杯の涙が溢れてくることを禁じることが出来ませんでした。

今…

わたくしの…周りの全てが銀色に輝いて見えていました。

ゆっくりと歩き出したわたくしは…その、わたくしの感じた≪銀色≫を写し始めました…。

まず…眼に映ったのは…
可愛らしくふるっ…と小花を揺らす植物でした…
丁度、庭に打った水が跳ね返り、その鮮やかな緑色の葉を濡らし…
陽の光で≪銀色≫に反射しておりました。

小紫の花(2009.11.16【excursion(36)】S)


その、すぐそばに細い水路が流れており…緑に囲まれながら、勢いよく流れる様は、細いながらも力強さを感じる≪銀色≫の流れで御座いました。

水路(2009.11.16【excursion(35)】S)


その、水の、きらきらと光る水の流れに気持ちを押されるように…わたくしは、また、歩み始めました。
すると…急に、蝉の鳴き声が激しくなり、私の頭上から降ってきたので御座います。
わたくしは、顔を鳴き声のする方向に上げていました。
すると…大きなケヤキの木の間から、美しい白い光が、木の葉をクッションにして、わたくしのもとまで届いてきました…。
銀色≫の光りに変化しながら…。

わたくしは…その光りに向かい右手を伸ばし…
涙で濡れた指先をかざしていました。

ケヤキと木漏れ日(2009.11.16【excursion(34)】S)


そして…
わたくしは、名残り惜しむように…
後ろを振り返り、寺の境内を見渡したのでした…。
あの…水飲み場を…しっかりと自分の眼に焼きつけて…
わたくしは、もと来た階段を上がっていきました…。

階段は陽の光を浴びて、やはり不思議な≪銀色≫を、いたしていたので御座いました。

石階段2(2009.11.16【excursion(37)】S)


わたくしが、その階段を上がりきると…
かさっ…と、音が耳に入ったので御座います。
ふっと…真横に首を振りました…。
すると…ちいさなアマガエルが一匹…大きなヤツデの葉の上におりまして、喉を鳴らし、跳ねながら移動していたので御座いました。
ちいさなカエルの揺らす、大きな葉もまた…
何故か、≪銀色≫の光りを放っていたので御座います。

やつで(2009.11.16【excursion(32)】S)


銀色≫の…

銀色の世界が…わたくしを包んでくれていました…。
わたくしは微かに…微笑んでいたと思います…。

わたくしは…その銀色の世界を…もっと…感じたたいと思いました…。

もう一度、わたくしは階段の上から寺の境内を見渡し…
いまだに眼の上に残った涙を…再度拭ったので御座いました。

心持ち下を向いたとき…
自分自身の影が…道に伸びるように映っていたのです…。
道の≪銀色≫の中に取り込まれた、わたくしの≪影≫…

わたくしは、その中に…

見たのです…



…≪彼≫を…
…≪M‐♂≫を…

『…M‐♂…?』

その瞬間でした…。

ごうっ…

と…音を立てながら、
一陣の風が、わたくしの足元で渦を巻いたので御座います。
その音と風の感触がわたくしを覚醒させました…。

わたくしは、くるりっ…ときびすを返すと、その銀色の世界を…
もっとを感じる為に車に飛び乗っていました…。

そう……≪彼≫を…M‐♂を感じる…為に…。

m-♀影(2009.11.16【excursion(38)】S)


To be continued…

この記事がお気に召しましたらクリックして下さい。
拍手がカウントされます




【前の記事: 2009012 】 HOME 次の記事:【 2009011】

Comment Post【 この記事にコメントする 】⇒ 

COMMENT

 [RE:2309]⇒雅樹様 

[ No:2321 ]  m-♀ さん m-♀

雅貴様(#^.^#)。

こんばんはで御座いますm(__)m
御久し振りで御座います。
嬉しいです。来て頂けて、コメントまで頂けて…。。。

最近、更新されておられなかったから、体調を崩されたのかと心配しておりました。
でも、11月に入られて更新されておられたのですね!?
拝見いたしました。
本当にいつも素敵な世界感をかんじさせて下さって…わたくしの感覚も御話しを読ませて頂くと研ぎ澄まされていきます。
また、改めてコメントを書かせて頂くためにお邪魔いたします。

今回は、御来訪頂いたうえ、お褒めの御言葉を頂き、ありがとうございます。
人間のエロティシズムって…
どこにあるのか…?と言うことを考えたときに、その両極を感じるのです。
激しい濁流のような…

自分を翻弄して、玩び、破壊していくような退廃的なデカダン的な狂気…

そして、それとは真逆な優しく包み込む清流のようなモノ…

【流れ出す想い】の中に…雅樹様は感じて下さったのでしょうか…
きっと…
両極に【在るモノ】を御存知なのではないでしょうか…。。。

激しさを知るには…
静寂を知らねば対比は出来ません…

年齢を重ね…年輪を巻きつけ…

だからこそ…

解るものも【在る】のです…

わたくしは、どうしようもないほどの変態なのだと思います…。
ただ…本当に、変態でよかったな…と思います。

何物にも、囚われることのない精神を持つこと…
神様の贈り物だと思います…。

だから…
わたくしは、わたくしの表現方法でここに…綴っていこうと思います…。。。
立ち止りたくないし、立ち止れないのです…。。。
だって、想いって…溢れてくるものですものね…
だから、どんどん変化していくと思いますが(笑)、これからも、宜しく御付き合い下さいね。

>エントリーと写真を拝見して、気持ちが柔らかくなりました。

ありがとうございます。
凄く嬉しい御言葉でした。
m‐♀の中のエロスを色々なカタチで表現していきたいと思っています。

何かを伝えたい…
何かを届けたい…

そう言う想いにお言葉をかけて下さり、本当に感謝いたします。

次回は、今回のエントリーと、また、ちょっと…違ったm‐♀を感じて下さいませ。

雅樹様。
これからも宜しくお願い申し上げます。




 大変ご無沙汰しています。 

[ No:2309 ]  雅樹 さん 雅樹

m-♀様、・M-♂様、大変お久しぶりです。
相変わらず、素敵な世界をお創りになられていますね。(^^)
大変美しい文章と、溢れだす「想い」が伝わってきます。
エントリーと写真を拝見して、気持ちが柔らかくなりました。
また、遊びに参りますね。(^O^)/




Trackback

[ ここをクリックするとクリップボードにコピーします ]

Top