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M-0080219-m
わたくしには、長い年月…ひとりで抱えてきた【出来事】…が、御座いました。
それは【わたくし】にとりましたら…それは、筆舌に尽くし難い【体験】で御座いました。
わたくしは…今まで、誰ひとりにも、それを吐露した事は御座いませんでした。
しかし…M-♂と出逢い…
M-♂と、様々な媒体を使って、【会話】を繰り返し、【心】と【心】を触れ合わせてきた中で…
わたくしは【ある思い】に囚(とら)われ始めました…。
≪M-♂に…わたくしの、【全て】を伝えたい…≫
それは…今まで、誰ひとりにも、語ったことのない…
自分自身を封印し、枷(かせ)となってきた【出来事】を…
そして…【心】の内側…【心情】を晒したいと思ったのです。
ただ…それをすることで、自分の心に負荷がかかることが、容易に解っておりましたので、
気持ちとは、うらはらに、なかなか【伝える事】…が出来ずにおりました。
M-♂は、わたくしとの【会話】の中で、【伝えたい】けれど…【伝えられない】…
その【気持ち】を察して下さっておりました…。
>『和らげられる事が私に出来るなら、話して欲しい。
具体的には何も出来ないかもしれない。
いまは予測の範囲…いい加減な救世主を気取る気もないし、したくはない。
だから、裸になって欲しい。
私の前では…、心も、身体も。』
そして…
>『もし、救いになるなら、急がない。』
と…。
その上で…【その出来事】を、そして…それに付随するm-♀の苦痛を時間を掛けて理解したい…。
と、仰って下さったのでした…。
…わたくしの心は、揺れていました…。
しかし、その【揺れ】は、決して、不安定なものではなく…
【M-♂】と言う…穏やかな水面(みなも)に…
わたくしが、ゆっくりと手を差し入れて広がっていく波紋が、自然に、岸辺まで届いていく…。
…穏(おだ)やかな【ゆらぎ】で御座いました…。
緩(ゆる)やかな様子でも御座いました。
そんな、静かで…安らかで、落ち着いた【会話】が交わされ、わたくしの心にM-♂の【キモチ】が響いていました。
心が共鳴していくような…そんな、心持ちになっておりました。
しかし、何十年と封印されていた【扉-door-】は…
なかなか、開けることが出来ず、わたくしは、【鍵-key-】を探しておりました。
無理やりに、引き剥(は)がそうと致しますと、かえって【扉-door-】が軋(きし)み、歪(ゆが)んで変形し抜けなくなってしまうでしょう…。
M-♂には…それが、解っていらしたのだと思います。
ですから…
わたくしたちが、過ごす【一瞬】の時間で判断し、理解するのではなく…
【伝える側】も…
【伝えられる側】も…
心から理解し、承知をすること…【得心】を得(え)て、長い時間を掛けて、解り合いたい…
と、仰って下さったのだと思います…。
【わたくし】の【心】の中にある、時を止めてしまっていた【時計】の振り子が…
いま一度…M-♂と言う、心地よい【ゆらぎ】の中で…振動を受け始めているのです。
ある日の深夜…
そんな胸の内側を、M-♂にメールでお伝えし…
また…M-♂から、御返信を頂戴し…
そして…それに、わたくしが応え…メールを送り返し…
それに、M-♂が応えて下さる…。
そんな…夜のしじま…静まりかえる周囲とは、うらはらに…
【わたくし】の心は…激しく揺れf始めていたので御座います…。
パソコンメールでの…何度めかの、やり取りの後…
わたくしの、パソコンに、M-♂からの、メールが着信されました…。
>『もし、救いになるなら、急がない。』
先程の【会話】であり…【言葉】…
その【言葉】の後に、直ぐに…一本のメールが届きました。
『……?……』
画像が添付されているようでした…。
開きますと…たった今、携帯の写真で写して下さった、M‐♂の鎖骨(さこつ)部分から下の、均整のとれた裸体が、そこに御座いました。
その、画像には【言葉】は、添えられておりませんでしたが…
わたしには…
【何か】…感じるものが御座いました…。
そして…10分ほど経った時…
もう…一本メールが届いたのです…。
その、メールにも…画像が添付されておりました…。
今度は…M‐♂の、股間部分を中心に写して頂いて御座いました。
しかし、その画面には…
先程まで【あったもの】が…
…ありませんでした…。
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わたくしは…
【今】…
M‐♂を、眼の前にして…
M‐♂の、身体に触れる事の出来る間近な距離にいられる事を感謝し…
今までの経緯(いきさつ)を思い出しながら…
感慨深い思いに囚われておりました。
そして、深い吐息をつき、浴槽から立ち上るお湯の蒸気で、汗ばみ始めた胸を隆起させておりました…。
To be continued…
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