わたくしは、Ｍ‐♂の、お車(RX-8)の中…

【彼】…

Ｍ‐♂のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を、しっかりと握り締め、彼の【感触】と【形状】を自分の手に…
そして、指先に伝え、教え込む様に…指の一本一本を絡めていたので御座います。
上下に揺り動かす手の中で、彼の、ペニス‐ｐｅｎｉｓ‐は、熱く、逞しく、わたくしの手の中で脈打っておりました。
特に、わたくしには、ペニス‐ｐｅｎｉｓ‐の裏側が、熱く…血管の凹凸が、手の平にまで伝わるほど、浮き上がり、また、わたくしの神経も、夜の闇の中…
流れる対向車のヘッドライトと…
前方で揺れる様に動く赤いテールランプの灯り…
止むことのない…
オフィスビルから放たれる室内の蛍光灯の青白い灯り…
高層マンションから漏れる生活の光り…
道路沿いのビルの屋上に設置された巨大なネオン…
雑居ビルに､誘蛾灯(ゆうがとう)の様に､妖しく光る袖看板…
歩道に無造作に置かれた店の置き看板…
明かり…
灯り…

≪光彩-あかり-≫…

その、視覚から入ってくる刺激に…神経が、研ぎ澄まされていたので御座います…。



わたくしは…
Ｍ‐♂と、会話を楽しみながら…
手の【感覚】が、異常に高まっている事に気が付き始めておりました…。
まるで…
手が…
手が…

【性器】の様に…感じているので御座います…。

Ｍ‐♂の、ペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を握る、わたくし自身の右の【手の平】に…
わたくしには…【何故か】…
【穴】が空いている様な…気がしていたので御座います…。

確かに、Ｍ‐♂のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を、握っておりますから…手の【カタチ】は筒状になっている訳で御座いますけれども…。
そうではなく…
手の【平】の部分に…
まるで…
大陰唇…
小陰唇…
陰核（クリトリス）…
尿道口…
膣前庭…
膣口…

女性の外性器の【全て】が…現れた様に…感じたので御座います…。
そして…その【外性器】の中に…
膣、子宮、卵管、卵巣…
わたくしの、【腕】を変化させ【内性器】さえも…
【手の平】を外性器と､するならば…その､手の平の真ん中に陰裂が現れ…
その内部に誘う【穴】が､出現し…
それに繋がる【腕】の中に…全ての【内性器】さえも…
備わり､整い､出来上がっておるような感覚に陥っていったので御座います…。
そう…わたくしの利き手である【右手．右腕】に現れた…
【もうひとつ】の…女性器…。
下半身に【存在】するはずの、【生殖器】…。
それが、上半身に【現れた】かの様な…感覚…。
そう感じる【感覚】は…わたくしの中に潜在する【淫夢-淫らな夢-】が…
M-♂と…お逢いし、触れ合ったことにより…
淫らな【カタチ】を成し､開花させてしまったので御座いましょうか…。

Ｍ‐♂のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を握り…
しっとりと…濡れた…わたくしの手の平は…
研ぎ澄まされた感覚を、その場所に集約してしまったようで御座いました…。



わたくしは…
【手の平】で感じていたのです…。
確かに…自分の手の平で、Ｍ‐♂のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を愛撫しているので御座います。
そう…自分の【意志】で…彼のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を、手に握り締め…指を絡め…
Ｍ‐♂の、逞しいペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を揺り動かしていると言うのに…。
まるで…
反対に…彼のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐に、犯されて…徐々に…
手の内側が、熱く高まって【交接器‐性器‐】と化してしまったかの様に…

【濡れ】…

そう…濡れ始めたので御座います…。
自分の下半身に…確かに存在する【性器】…。
そうして…もう【ひとつ】…
わたくしの【意思（想い）】が…【生み出した】…。
もう【ひとつ】の…【交接器‐生殖器‐】…。

そして、わたくしは…Ｍ‐♂の、運転席の真横で、閉じる事の出来なくなっている…
開かれた下半身を…
夜の闇間の中…
更に、突き出す様に、腰を前方に、ずらしておりました…。
少しでも、この、火照りを冷まさなければ…と…思ったので御座います。
しかし…逆効果…で御座いました…。
わたくしの周りに存在する…夜の闇の空気の流れさえ…
わたくしの、性器を舐める【存在】でしか…なかったので御座います。
しっとりと…立ち昇るような、汗が冷え…
気化熱が、わたくしの顔を舐めていきます…。

液体が…気体に変わり…蒸発していく瞬間の変化さえ…
【今】の…わたくしに取りましたら…【刺激】…。



わたくしは…

その…【精神状態】のまま…
お台場のパレットタウンの【観覧車】の前まで…来ていたので御座いました…。

そして…丁度、真正面に差し掛かった時…
【観覧車】の、色取り取りの、華やかなイルミネーションのパターンが…
突然…一瞬…止み…
数秒後に、ぱぁっ…と、大輪の花が咲く様に、一斉に点灯したので御座います…。

その、不意を突かれた動きに、わたくしは…
Ｍ‐♂のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐を…ぎゅうっ…と…握り締めてしまったので御座います。
すると…一瞬…硬さを増した彼のペニス‐ｐｅｎｉｓ‐は、わたくしの手を押し返し…
手の平の、わたくしの【意思】で現れた【性器】を…刺激したので御座います。
更に…熱く…焼ける様な感覚が、わたくしの【手の平】から…脳髄まで上がり…
わたくしの精神を、爛(ただ)れさせていったので御座います。



すると…暫らくいたしましたら、その、ペニス‐ｐｅｎｉｓ‐が…
少しずつで御座いますが､徐々に、柔らかで、優しい感触に変化してまいったので御座います。
Ｍ‐♂は、わたくしに、ペニス‐ｐｅｎｉｓ‐が、完全ではないが、張り詰めた状態から､落ち着いた状態に近い【形状】なられてきた事を、教えて下さいました。
わたくしは…
勃起した、逞しい状態も、しかりであるが…

【m‐♀には、通常の、くつろいだ状態も、見せたい…｡】

…と、Ｍ‐♂が、常々、仰せで御座いましたので…
わたくしは、夢中で…
Ｍ‐♂の、その、優しく、柔らかな…絹布の織物の様な感触を楽しんでおりました。

Ｍ‐♂の口元も、心なしか微笑んでおられる様に、思われまして…
わたくしの…その､微笑みに…刺激され…
手の中の【性器】が…尚の事…敏感に感じられてしまいまして…
その【感触】が、下半身の【性器】と連動し…そのバギナ-ｖａｇｉｎａ-から…
熱く芳醇な、愛液-Ｌｏｖｅｊｕｉｃｅ-を絞り出しておりました…。
まるで、鼻先まで、立ち昇り、薫ってくる様で御座いました…。



【あぁ…。口に、含んで…しまいたい…。】

そんな衝動にさえ、突き動かされたので御座います…。
自分の中の抑えを取り外し…ただ…Ｍ-♂を感じさせる為だけに…
彼の意志を介入させず、わたくしの思うがまま…
この【暗闇】の中…



ぴちゃりっ…
と…舌先を弾く音をさせ…
静かに口角を上げ、彼に、そっと、頬笑みかけながら…
Ｍ-♂の股間に顔を埋め…
Ｍ-♂のペニス-ｐｅｎｉｓ-を含み…
淫らな口淫を始めたら…
Ｍ-♂は…どうなさるだろう…？

…声を、押し殺されるのだろうか…？
…頭を押さえ…更に…ペニス-penis-全体を、もっと､わたくしの咽喉奥にまで…
…含ませ様と…なさるのだろうか…？

そんな…淫らな妄想さえも…性器となった【右手】に、伝わり、そして感じ取り…
わたくしの【右手】は…Ｍ-♂のペニス-penis-を、五本の指の、全てを使い、捏(こ)ねまわす様に、揉みしだいておりました。

……………淫らに……………
……………何時しか…………
………わたくしの口元に………
…頬笑みが浮かんでおりました…。



その時で御座いました…。

わたくしの…手の平に…
温かな液体の感触が広がったので御座います…。
それも…ペニス-penis-を包んだ手の平に、いっぱいに…広がっていったのです…。

『………………？！………………』

手の中の、ペニス-penis-は、完全ではないといえ…
何時もよりも､柔らかで、優しい状態で御座いますのに…
まるで…射精をしたかのように、大量に…わたくしの手の平は濡れておりました。

『…M-♂…？』

わたくしは、何が、起こったのか解らずに…
子供の様に、戸惑いながら、M-♂に…
…御声を掛けさせて頂いたので御座いました…。

Ｔｏ　be　continued…