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M-0080219-m
今夜…
わたくしは…
M-♂を、想っておりました…。
何故で御座いましょうねぇ…。
想い人を心に描く時、わたくしの身体の内側から、途端に、熱いモノが湧きあがってまいります。
しんっ…とした深夜…
部屋の空気は…【寂-じゃく-】と、して…動きません…。
しかし、鼓動を発する、身体の中心から徐々に溢れ出し、熱くなった【それ-想い-】は、外側に向かい、波紋の様に広がってゆきます…。
体温が、わたくしの心に反応し徐々に…上昇するのが解ります…。
夜着の浴衣の下に在る…
わたくしの、乳房が…夜半の沈んだ空気に触れて…
ふるりっ…
と…震えました…。
わたくしは…浴衣の襟元の合せ目から覗く、揺れた乳房の谷間を見詰めました…。
この乳房の間の奥に…秘められた、わたくしの【想い】…。
わたくしは…その【想い】を抱える様に…
両腕を胸元で交差させ…
自分自身を抱き締めました…。
すると…
わたくしの、鼓動に合わせて…
わたくしの、動きに合わせて…
その【動かぬ空気】が、身体に纏(まと)わりついてまいります。
≪嗚呼…熱い…。≫
わたくしは、身体の火照りに逆らわず…
夜着の浴衣を、肩から滑り落とし…
一糸纏(まと)わぬ姿となるので御座います…
すると…今度は素肌に…
しゅるっ…
しゅるっ…
と…眼には見えない、何本もの【空気】の帯が…わたくしを捉え、優しく…
わたくしの身体を縛りあげていきます…。
それは…
【想い】と言う…
眼には見えない…
M-♂へ繋がる…
【心】の帯です…。
わたくしは、緩(ゆる)やかに…【それ-想い-】に、絡め捕られてゆくので御座います。
すると…
その、眼に見えない刺激に、更に、わたくしの体温は上昇してゆきます。
わたくしの【想い】で、染まる【空気】…。
わたくしは…
その…【想い】に包まれながら…
ゆっくりと腰を落とし…
膝を立て、その場に座り込みました…。
立てた膝と…
鼓動を奏でる胸の上にある乳房の間に出来た…
…【空間】…
わたくしは…顔を下に向け…
その【空間】に眼を凝らしました…
わたくしの【想い】が【そこ】に在りました…
それは…眼には見えない…
M-♂への…
心の【言葉】なのです…。
そうして…
その【言葉】を確かめる様に…
自分の【鼓動】を確かめる様に…
膝を抱え…
ゆっくり…眼を瞑りました…。
わたくしの…
膝と乳房に【存在】したもの…
それは…わたくしが今夜、生み出した…M-♂への
…………………【想い】…………………
それを…抱き締め…
自分の身体の中に…
その【想い】を…移し、大切に埋め込みました…。
今夜…生まれた【想い】は…
わたくしの体内で成長してゆきます…。
そして…
また…
明日の【夜】も…
わたくしは…生み出すのです…。
彼への…【想い】を…
一日一日…生み出していく【それ-想い-】は…
…薄い紙の様なモノかもしれません…。
しかし、心の中に流し込み…
丁寧に和紙を漉(す)くように…仕上げていくことで…
一枚一枚の紙は…薄くとも…より確かな手触りとなるのです。
そして、一日一日…心の中で重ねていく事で、より確かな【モノ】になってゆくので御座います。
M-♂の為に、毎夜、漉(す)く…
真っ白な心のキャンパス…
その【キャンパス】の一枚一枚に…
彼と、一緒に手を握り…
ひと筆…ひと筆を大切にしながら…
線を引いていきたい…
その眼に見えない…その【想い】が…
わたくしの彼への…
≪証し≫
なのです…。
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