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【149】 § 白い真珠、黒い真珠…。-white&black-《其の一》【-キッチン-】 §

2009/01/13 00:12
【果実-juicy-】

さて…
わたくしの…持つ…

ふたつの【玉-たま-】の…

お話しを始めましょう…。

M‐♂に…。

先達て…今年、始めての動画を撮り、お送りいたしました…。
わたくしは…その夜…
その動画を撮る前に…
入浴を済ませる事にいたしました…。

さて…入浴の為に…
着衣を…身体から滑らせるように床に落とすと…
直ぐに、部屋の中に漂う、ひんやりとした夜半の《気》が、身に纏(まと)わりついてまいりました…。
部屋の中は、暑くもなく…寒くもなく…
丁度良い温度設定にして御座いましたし…湿度も保っておりましたけれども…
何故か、わたくしの咽喉が…ひりっ…と、擦れるような痛みを感じました。
わたくしは…眉を寄せながら、左手で、ぐぅっ…と、その痛む咽喉の箇所を押さえました…。
その、押さえた刺激で、咽頭が上下に隆起し、更に、摩擦を起こしておりました。

この、負担をなくそうと…
わたくしは、一糸纏(まと)わぬ姿のまま…
キッキンに向かいました…。

m-♀ 乳房(2009.01.13【白黒真珠(5)】S)


部屋の中に流れる、夜の沈んだ空気を、その日の、わたくしの身体は、ことのほか気持ち良く感じておりました。
精神が高揚していたからかも知れません…。
神経が、ほんのりと火照っておりました。
わたくしが、身体を、運んでいきますと…その、重い沈んだ空気が、目覚めた様に、足元から絡み付いてまいりました。

わたくしは、グラスだけを集めた、食器棚の前にまいりますと…
その、木製の扉を開けました。
その、数多くのグラスが整然と並ぶ棚の中から、口の広い容積の有りそうな、ひとつを選ぶと、移動いたしました。
わたくしは、冷蔵庫の前に立ち、製氷器から、ざっくりと音を立てて、大ぶりの氷を掬い取りました。
ざらざらと音を立てて、大きめの透明のグラスの口の、少し下辺りまで、氷のたっぷりと入れました。
そして、その上から、良く冷えた炭酸水を、グラスに半分ほど注ぎ込みまして御座います。

ぱちぱちと…炭酸が弾ける様子を、真上から確認し…
わたくしは、今度は野菜室から、美しい黄色い果実を取り出しました…。

柚子(2009.01.13【白黒真珠(3)】S)

【それ】は、頂き物の、自家栽培の、すこうし、いびつなカタチをした、大ぶりの柚子(ゆず)で御座いました。
わたくしは、右手に、グラスを持ち、左手に、柚子を掴むと、調理台に移動いたしました。
調理台の上に、様々な大きさと用途のナイフを収納する、斜めになったポジションのスタンドに、十数本が収納されておりました。
わたくしは、それを横目で見ながら、その中の一本を選び出しました。
刃の長さが20cm程の、フルーツナイフ…。
大き目のフルーツも切りやすい長さです。
切れ味と耐久性のバランスを考え、刀身の構造にも工夫された逸品で、重宝しております。
林檎などの、皮むきを行う際に最も重要なのは、丸い食材に対し、いかに適度なバランスで刃が入り込むか言うことです。
果物をむくのに最適な刃と、柄の角度と言うことで御座います。
刃が片刃仕上げとなっているので御座います。刃先から刀身腹の角度も皮むきに最適な角度であることが使っていると判ります。これにより、厚すぎず薄すぎず適度な皮むきが可能になるのです。
わたくしの様な…不器用者にも…(笑)

わたくしは、柚子を右手に持ち、フルーツナイフの柄の部分を左手で掴み、柚子の、窪んだお尻の部分に、刃の、切っ先を宛がうと…
真上から…
すっ…と…
ナイフを突き刺し、そのナイフの柄(え)に更に、若干の力を込めて、ぐっと…
果物の中ほどまで、細い刃を押し込みました…。
そして、それを支点として固定し…右手で柚子を絞り上げました。
わたくしの、その、手の下には、先程の、氷と炭酸水を満たしたグラスが御座いました。

始め…わたくしの手の中から、勢いよく零れ落ちていた果実の汁の流れが…
徐々に弱まっていくと同時に…
キッチンの中を、柑橘系の酸味の強い爽やかな香りが広がってゆきます…。
熟した柚子でも酸味が非常に強いため、普通は直接食用とすることは、あまり御座いません。
通常…もし、柚子自体を味わうとしたら、皮ごと薄く輪切りにして、砂糖漬けか、蜂蜜で漬け込むかしなければ、強い酸味で食せないかと思います。
しかし、わたくしは、その、酸味を好むので、あえて…そのままの、果汁を使うので御座います。

手の中の柚子の流れが…次第に、途切れ途切れの雫となっていきました。
しかし、わたくしは…それでも…
まだ、手の中の柚子に果肉の手応えが残っているのを感じ…
更に、ナイフを、捩(ね)じる様に喰い込ませ…
力を込めました…。

知らず…
知らず…

力を込める毎に…
わたくしの、口角が、きゅっ…と上がっておりました…。
頬笑みが…
わたくしの顔に上がっておりました…。

m-♀ 唇(2009.01.13【白黒真珠(8)】S)

最後の、一滴まで、絞り切り…
わたくしは…
果実から、ナイフを引き抜きました。

ふるっ…。

m-♀ 乳房(2009.01.13【白黒真珠(6)】S)

フルーツナイフを引き抜くと同時に、わたくしの乳房が揺れました。
飛沫の様な、細かな果汁が、わたくしの、震える乳房に飛んでいました。
上から見ますと、透明な【それ】は、きらきらと、わたくしの肌の上で広がっておりました。
わたくしは、若干の冷たさのと一緒に飛び散った、柑橘系の香りの中に官能を見出しておりました。
その… ジューシー-juicy-な…雫を、わたくしは、ナイフを持ったままの手で、乳房に広げていきました。
その、果実の香りは、わたくしの体温で、直ぐに蒸発しながら、皮膚の中にも吸い込まれていきました。

m-♀ 乳房(2009.01.13【白黒真珠(5)】S)

やがて、わたくしの…果汁を吸った部分の肌から…
体温で温められた、柑橘類-citrus-の、熟したユズの強い酸味のある香りが発散され、わたくしの身体中を包み始めていました…。

と…同時に、わたくしの、フルーツナイフにを持った手に、刃に付着した柚子の果汁が…伝わっていきました。
それは、更に、腕の上を、ゆるゆると蛇行しながら、透明な蛇の様に這っていったので御座います…。
肘に行き着くと…それは、雫となって、床に落ちていきました…。
わたくしは、ゆっくりと…
腕を持ち上げ、その流れを舌で舐め取っていきました。

m-♀ 唇(2009.01.13【白黒真珠(7)】S)

口の中に、酸っぱく、苦味のある味が広がっていきます。
それが、咽喉の奥に流れ込んでいくと、ひりついた…粘膜を刺激して、多少の痛みを覚えました…。
わたくしは、眼を瞑(つむ)り…それが、納(おさ)まるのを待ちました。
強い酸味は唾液線を刺激し、咽喉を隆起させます。

m-♀ 唇(2009.01.13【白黒真珠(9)】S)

徐々に、咽喉の様子が落ち付いてまいりますと…
わたくしは、出来上がった飲み物を右手に持ち、バスルームに移動していきました…。

移動する、わたくしの身体から…
体温で温められた柑橘系の香りが流れだし…
部屋の空気が…

すこうしづつ…
変化し始めておりました…。

m-♀ 乳房(2009.01.13【白黒真珠(4)】S)

わたくしの…
≪夜≫が…こうして始まったので御座います…。

To be continued…

§∽∽∽∮◆∮∽∽∽∮◆∮∽∽∽∮◆∮∽∽∽∮◆∮∽∽∽∮◆∮∽∽∽∮◆∮∽∽∽§

≪連載記事:前記事参照≫
URL 白い真珠、黒い真珠…。-white&black-《-序章-》】

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COMMENT

  

[ No:715 ]  m-♀ さん m-♀

[RE:713 ⇒束紗。 様。]

束紗。姫~。(@^O^@)/゛゛

御来訪ありがとう御座います~

>m-姫さまの描かれる文章は、書くのではなく、まさに描く文章でございます。

束紗。姫~
すごーく、励みにさせて頂ける御言葉を賜りまして御座います。
わたくしの、アンニュイ~とした文体や動作を、そんな風に、形容して下さって…(>_< 。)
ありがとう御座いますぅ。
束紗。姫の豊かな感性に感謝いたします<(_ _)>

>まるで三島由紀夫の描く描写のように優雅で何かを期待させる文章でございます。

三島由紀夫先生で御座いますか~( ̄□ ̄;)!!
おっ…恐れ多い…(*/ω\*)
穴があったら…入れて頂きたい…
ぢゃなかった…(^^ゞ
入って、生き埋め状態にして頂かなくてはなりません~
またまた、束紗。姫に、お優しい励ましの御言葉を頂戴いたしました。
精進いたしまするぅ~
ありがとう御座います~<(_ _)>

>読み進めるうちユズのさわやかな香りを鼻孔に感じ口の中が潤ってしまいました。

束紗。姫の…が…被虐の行為の中で…
もし、口の中に、酸味の強い果物の汁を、飼い主様に流し込まれたら…
如何な感覚に陥るで御座いましょうや…。
例えば…
椅子に縛られ…目隠しをされ…

体内に果汁を流され…それが、伝わっていく時…
口の端から、入り切らなかった果汁が、肌に零れ落ち…
束紗。姫の身体を、柑橘系の強い酸味のある香りが包み…

感性の高い、束紗。姫を、刺激するのは…。。。
飼い主様の恥辱の御言葉と…
被虐の行為の数々と…
そして…鼻孔に感じて下さった…香りで御座います

感性の高い…束紗。姫のこと…
仰って下さったように…お口の中を湿らせて…。。。
きっと、見えない状態の中で…
尚の事…その能力を発揮されて、姫独自の、被虐の世界に、浸られることで御座いましょう…。
ふふふふ。。。
さて…
その湿った、お口に所望するのは…何が、宜しゅう御座いましょうや…。。。
妄想してしまいますわ。。。( 〃▽〃)ゞ

こそっ…と、わたくしに、お教え下さいましな…。。。
ふふふっ。。。
【アレ】で御座いましょうか~?(←妄想モードまっしく゜ら~(笑))




  

[ No:713 ]  束紗。 さん 束紗。

こんばんは。
m-姫さまの描かれる文章は、書くのではなく、まさに描く文章でございます。
2~3行でかいてしまいそうなシーンを、
丁寧に丁寧にスローモーションで表現なさって。。。
ドラマチックな描写をなさってしまいます。
まるで三島由紀夫の描く描写のように優雅で何かを期待させる文章でございます。
読み進めるうちユズのさわやかな香りを鼻孔に感じ口の中が潤ってしまいました。
かんきつ系の爽やかで酸っぱい香り。。。
その瑞々しい香りとm-姫さまの滑らかな肌・・・
肌を滴るしぼりたてのジュース・・・
なんて官能的な表現なのでしょう。
続編を楽しみにしています(^_-)-☆




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