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M-0080219-m
そう…
わたくしは…とうとう、長年抱いてきた、【疑問の理由】にたどり着き、その確信を得たので御座いました。
道路から立ち上る陽炎(かげろう)を見た…【あの日】…。
東京…
残暑の残る…9月…
人の行きかう商店街…
白いダンプトラック…
赤い消防自動車…
あの時と、同じ光景を【見ること】で…わたくしの、今まで、持ち続けていた、漠然としていたものから…
確信へと変わったので御座います。
なぜなら、【赤い消防自動車】と…【白いダンプトラック】が、同時に、わたくしの背後から現れた瞬間に感じた【感覚】は、正に…
何時もの…【あの殺気】だったので御座います…。
まぎれもなく…【同じモノ】だったので御座います。
何故…
何故…
今まで…確信が持てなかったのでしょう…。
きっと…
子供心に、懸命に封印した【気持ち】を、大人になった【わたくし】が不憫に思ったので御座いましょうか…。
しかし、同時に、しっかりと向き合わなくてはいけない。と…言う【気持ち】をも、感じていた、わたくしは葛藤を繰り返していたのやもしれません。
M‐♂…に…
後ろから抱き締めて頂いたことで…
わたくしの、頑なだった【封印】が溶け始めたので御座います。
それが…M‐♂との2回目の逢瀬と時を同じくしたのも、何か…
不思議な気がいたしました…。
きっと…
いまだに、わたくしの中にいる【幼いm‐♀】が、やっと…
警戒を解いてくれたのやもしれません…。
M‐♂と、出逢ったことで…
やっと…心の平穏を感じたのかも知れません…。
わたくしは、長年…
何十年と抱いてきた殺伐(さつばつ)とした感情の…
理由を知り、思い出したので御座います。
それは、これからも、決して、消えることのない記憶として残っていくと思います。
しかし…
不思議なことで御座いますが…
その【記憶】は、わたくしにとって、とても、鮮明に強烈に、蘇ったはずで御座いますのに…
まるで、記憶喪失になったように…ふっと…途切れたように…
また、思い出せなくなることが御座います。
きっと…わたくしの深層の奥底で、自己を防衛する為に、再度…
【記憶】を、引きずり込もうとしているのやもしれません…。
幼いわたくしにとっては、それは、とても、辛かった出来事だったので御座いましょう。
現に…
9月の逢瀬の次の日に【確信】を得たにも関わらず…
その、【理由の記憶】を、思い出せなくなることがあるので御座います。
『何故…わたくしは、こんなに後方に立たれるのが、苦手なのかしら…。』
と…。
また…そう、同じ疑問を感じ…思ってしまうので御座います。
……答えが、見つかったのにもかかわらず……。
折角、思い出した【理由】さえ、なおも、封印しようとする…
わたくしの中の【幼いm‐♀】…。
【幼いm‐♀】が…わたくしの中で、いまだに、泣いているのでしょうか…。
ぎゅう…っ…
と、手を握り締め…ぬいぐるみの手を握り続けているのでしょうか…。
しかし、わたくしは…
【幼いm‐♀】の想いも受け入れ、それを大切にしながら…
M-♂が、わたくしの背中を抱き締めて下さったと同じに…
手の平と…手の平を重ね合わせて下さったように…
【彼女(自分自身)】を背中から抱き締めてあげたいので御座います…。
【幼いm-♀】の、握り締めた、こぶしの、指の一本一本を…
そっと…はずし…
M-♂が…そうして下さった様に…手を重ね合わせてあげたいので御座います。
今まで…手に、握り締めていた、ぬいぐるみの手だけではなく…
胸の中に…抱(いだ)かせて…
その、ぬいぐるみの大きさと、柔らかな感触を思いださせてあげたいので御座います。
そうして…
【幼いm‐♀】に…諭し…言い聞かせ…
一歩一歩確実に、自分の手で克服したいのだ…
と、【幼いm‐♀】に伝えてゆきたいと思ったので御座います。
…M‐♂の御心に寄り添う為に、ひとつひとつのことを、克服していきたいので御座います。
ですから…これから…
その【記憶】と対峙(たいじ)していく為に…
この【記憶】を忘れない為に…
【此処】に記する事にいたしました…。
【想い】と言う…M‐♂を想う気持ちにより…
その…トラウマとして残っている感情さえも…
ひとつの決心と意志で…解放することが可能だと悟ったからで御座います。
ですから…
わたくしは…自らの意志で、【自分の後ろ姿】を…
……【晒すこと。】……
それを、躊躇しないことと…したので御座います。
わたくしは、【背中】の写真を撮りたい気持ちがありながらも、なかなか、撮ること…
そうして、晒すことが出来ずに、今日までおりました…。
しかし…
わたくしには…
【今】…
背中を預けることの出来る方がおられる…。
どんなことがあろうと…
わたくしの【想い】は変わらない…。
その…【想い】の証しを…
【此処】に刻み…
忘れない為に…。
わたくしは…【此処】に記することに致したので御座います…。
今…
わたくしは…
とても…
とても…
穏やかな気持ちでおります…。
不思議なほど…
穏やかな…気持ちでおります…。
どうか…
どうか…お見守り下さいね…。
皆様…。
そして…
どうぞ…
視姦なさって下さりませ…。
わたくしを…m‐♀を…。
淫らな…【獣】の背中で御座います…。
M-♂に…
これからも、愛でて頂き…
お預けし…犯して頂きたいと願う…
【獣】の背中で御座います…。
これから…晒し続けてゆく…
m‐♀の後ろ姿で御座います。
そして…
M‐♂…
わたくしは…
あなた様に感謝しています…。
あなたの存在に…
毎日…感謝しております…。
〔獣の背中-[全5話]〕…the end…
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