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【30】 § 蝸牛(まいまいつぶり) §

2008/05/01 03:10
貝類…かたつむりを、始めとした【貝類】…
その、殻(から)の持つ…色彩…
不可思議な光沢から…【魔除け】…
あるいは…【呪(まじな)い】に使われることもあったようです。
海から遠い高山地域では…敬虔(けいけん)な…神の聖水入れにされたり…
色々な利用法があったようです。
自然が生み出す…その人工的でない光沢や形状は…
見る角度からも、様々な【表情】をみせ…
…古来からの【人間】の感性を刺激したのでしょう…

一昨日の夕方、お庭で、きらきら…光る…【小さなモノ】を見つけました。
それは…まだ、茶色の芝生の中で、芝生をクッションにする様に浮き上がってみえました。
わたしは、吸い寄せられる様に…その場所に立ち、腰を落としていました。
そして、【それ】に、手を伸ばし、摘(つま)むようにして…もう片方の手のひらの上に乗せました。
それは…小さな蝸牛(かぎゅう)…かたつむりの殻…
小型の殻の薄い種類のマイマイ類…。可愛らしいほど、小さな殻でした。
お天気が良く、もう一度、摘み上げて日差しに照らしてみました…。
古来から、蝸牛の殻のもつ不思議な光沢から、魔物払いにされたりする事があるそうです。
もともと、かたつむりなどの貝類は、呪いに利用されたりする事もあったようです。

キセルガイと言う、かたつむりがいます。
昔、煙草を吸うときに使った煙管(キセル)に似ているから【キセルガイ】と呼ばれているのですって。
西南日本地域に分布するそうですからm-♀は見たことはないですけれど。

この、かたつむりは生命力が強くて、わずかな水分でも、生きながらえるのだそうです。
乾燥状態でも堅く弁を閉ざし、半年、一年…その位、生存するそうです。
樹上性の巻き貝で、イチョウ、モミジ、クスノキ等の大木の樹皮に入り込むように生きているのです。
この、生命力の強さから、信仰の対象として、旅立つの際は神社の大木の樹幹などに生息する貝を拝受して、肌身に身に付け…出発し、無事の帰郷した際には、御礼に参拝し…再び元の場所に放ち返してやる風習があったそうです。
遡(さかのぼ)れば、旧藩時代の参勤交代の時に旧藩士が盛んに行なったり、日清、日露戦争に出征した兵士が、身につけていったとか。戦場での弾避けの呪いにもなったとか…。
遥か昔の【神宮皇后が新羅(朝鮮)に攻め込まれた時、蜷(にな.タニシ似た細長い貝)が、その船に貼りついて、敵の矢から船を守った】と言う伝説に基づいているそうです。
面白いですね。
遥か…伝説になるほどの中でも…【人を守るモノ】として登場する。

わたしは…季節はずれの…蝸牛の殻を日差しに透かしながら…
M-♂を想っていました…。

わたしたちは…まだ…互いの、肌に触れてさえいません…。

もし…【その日】が来たとしたら…
わたしは…その日…どんな気持ちでM-♂を待つのだろう…

わたしに逢う為に、車を駆(か)って来るM-♂は…
わたしに…最初に【何】をするのだろう…。

メールを交わしながら…わたしに語ってくれた最初の逢瀬の様子を実行…するのだろうか…。
今でも…彼からをもらった…メール…
【最初の逢瀬での様子】を思い出すと…濡れ…る…

しとどに…濡れ…る…

M-♂は…言いました…

【m-♀との逢瀬では最初から過激な事を考えています。
女性であるm-♀の羞恥心を捨てさせる免罪符でも有るわけですが、m-♀を車で迎えた時、私はドアを開けm-♀を助手席へ導きますが、そのままドアは閉めず外に立ったままです。
イメージできますか?。
m-♀の視線は私の股間にあり、無言でm-♀は私のズボンのファスナーを下ろし、最初の挨拶。
私の男根を初めてそこで目にするのです。
そして手で取り出させ、m-♀の口へ。
m-♀が初めての私の逢瀬でする事。

そしてホテルへ向かう間。運転している私の男根は露出されたままになり、絶えずそれをm-♀の手が握りしめておくのです。
そして私も、信号で止まる刹那。m-♀の股間に手を伸ばし、m-♀の”気持ち”を確かめるでしょう。

駐車場に入り、ラブホテルの部屋へ着くまで、m-♀は私の男根を握りしめなさい。
不幸にも別の客と顔を合わせても私は気にしません。
m-♀がその恥ずかしさ、私の男根の熱さに感じるなら。】

わたしは…M-♂に…逢った瞬間と…同時に…彼の男根を握りしめ…

そして、口に含むのだろう…

それが、まるで…自然の事のように…
言葉を発せずとも…伝わる…想い…
きっと…その日まで…わたしたちは…多くの言葉を交わし合うでしょう…
逢った瞬間に…その想いが…溢れ出るだけ…
もう…その時は、言葉がなくとも…通じるのだと…
そう…思います…

【言葉】が…【カタチ】としての形態に変わるだけ…

そして…相反して、言葉を発しなければ…伝わらないこともある…
【その時】は、溢れ出る…清水(しみず)の様に…
わたしは…止めどない想いをM-♂に伝えてゆくのでしょう…
振り落ちる雨に…身体を晒(さら)すように…
わたしは、M-♂に【心】を曝(さら)け出すでしょう…

まるで…一本一本の、大切な生糸(きいと)を縒(よ)るように…
わたしは…M-♂に【想い】と言う…【言葉】の糸を…
紡(つむ)ぎ絡(から)ませる…
そして…織(お)り上げてゆく…

M-♂の前で…自然体な【m-♀】で…いられると言うこと…
それは…
その【区分け】さえ…意識せずに、自然に出来る…と…言う、心地よさ…

彼の為に…祈ろう…
ううん…ふたりの為に…

【その日】…無事で逢う事が出来るように…。
わたしは、想いを込めて…

手にした…小さな…まいまいつぶり…蝸牛の殻を…
そっと…
鉢植えの薔薇の根元に埋めました…。


…そして…
…その後…ふいに、降り出した雨が…
その、鉢植えの薔薇の成長を始めたばかりの、柔らかな葉を洗い…
鉢植えの土を…湿らせていく様子を…
窓の外から眺め…
わたしは…窓ガラスに…

こつん…っ…

と…額を当て…眼を閉じました…。

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