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M-0080219-m
…【あの日】…わたしは…そっと…【殻(から)】を埋めました…。
蝸牛(かたつむり)…
まいまいつぶりの殻(から)を埋めたのです…。
願いを込めて…
鉢植えの薔薇…
黒薔薇の根元に埋めました…。
あの後…不思議と芽吹きも早く…
ふっくらとした…つぼみをつけたのです…。
…一輪だけ…
何時もなら…5月の末…6月頃に入らないと…花芽はつかないのですけれど…
そして、驚いたことに…数日前に…
糠雨(ぬかあめ)の降った日の、朝…ふんわりと…花弁を開かせました…。
ブラック・バカラ‐black baccara‐と言う…
黒い薔薇ですの…。
黒薔薇の中では、最も色の黒い方でしょう。
写メでは…光彩(こうさい)の加減で、かなり…真紅に写っておりますけれど…
やや…焦げ茶色を帯びた黒赤色で…花びらは…ビロードの様な光沢がありますのよ。
わたしは…
…朝方…雨の上がった、澄んだ空気の中…
陽の光を浴びて…
凛(りん)…と…咲く…
この花に…そっと…触れてみました…。
雨に濡れた…花弁は枚数が多く…美しく渦を巻くような形状をしておりました…。
触れた瞬間…
『………あ……』
わたしの、手を…花弁の間に溜(た)まっていた…雨の滴(しずく)が…濡らしたのです…。
手の甲を…つうっ…と…
透明な雫が伝わっていきました…。
わたしの…腕の肘(ひじ)まで…一筋の線を引くように…
真っ直ぐに、その流れは…私の腕を伝っていきました…。
そして…地面に滴(したた)ったのです…。
わたしは…その時、何故か下半身に…熱い疼(うず)きを感じたのです…。
【その】流れは、腕と同時に…
わたしの頭の上からも…零(こぼ)れ落ちた様に、感じたのです…。
腕に滴(したた)った…雨の水滴(すいてき)よりも…
もっと…ねっとりとした…粘(ねば)りのある透明な液体が…
わたしの【妄想】の中で頭上から…
とろりっ…
と…滴(したた)り落ちていたのです…。
額(ひたい)を伝い…眉間(みけん)を這(は)い…鼻筋をなぞり…
閉じた口唇に一旦(いったん)…溜(とど)まり…
舌先で…その滑(ぬめ)りを確かめ…
また…その、透明な液体を口の中から吐き出しました…。
口角(こうかく)から…顎(あご)へ…
顎(あご)から…隆起(りゅうき)を繰り返す咽喉(のど)を…
ゆうるり…
…と線を引いてゆきます…
まるで…
蝸牛(かたつむり)が這うように…
流れは…
鎖骨(さこつ)を抜け…
乳房の谷間を渡り…鳩尾(みぞおち)をなぞりながら…
窪(くぼ)んだ…臍(へそ)の周りを舐(な)めるように…
なおも…下方に向かっていくのです…。
下腹を通り過ぎた先には…
m-♀の…濃い草むらに囲まれた…
プッシー…
それが…
わたしの【妄想】が行き着いた…
…終着点…でありました。
To be continued…
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