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【62】 § 逢初-あいぞめ-≪其の十≫【口唇】 §

2008/07/11 00:17
≪口唇‐Lip‐≫

…………M-♂の…………

…………口唇は…………

……わたくしを食べる……

…………くちびる…………

…【その時】…言葉はありませんでした…。

ほんのりと御互いの身体の【カタチ】が浮き上がります…。

M-♂は…白を基調にした服を着ていらっしゃいました。
m-♀は…黒で統一しておりました…。

わたしの方から拝見すると、薄暗がりの中で、M-♂が浮き上がって見えます…。
M-♂の方から、わたくしを見た時…どう…映ったのでしょうか…。
保護色のように…室内の明度(めいど)に溶け合って見えたのでしょうか…。
服の下では…暗闇に溶けているのではなく…
M-♂の【存在】を感じ取り…バギナの暗闇から流れ落ちた愛液で、草むらが溶けるように濡れているのが…見ないでいても【感覚】で解ります…。

まるで…吸い寄せられる様でした…。
荷物を部屋の端に置き、振り向いたところに…M-♂がいらっしゃいました…。

M-♂の手が…差し出され…
わたしの、手の平が…重なり、指が絡みました…。
指先の…熱が、じんわりと伝わってまいります…。
M-♂の体温が…わたしの脳を刺激いたします…。

わたしは…その瞬間…ゆっくりと眼を閉じたのです…。

それは、もっと…深く…M-♂を感じたかったからなのです…。
M-♂の感触を、より…濃密に感じたかったのです…。

引き寄せられる…と言うより…歩み寄る…と言った感覚で御座いましょうか…。
絡み合った手の平が解(ほど)け…
腕と腕が交差をしてゆきます…。

交差した腕は…御互いを求めあい背中に回されていきます。
まるで…這(は)うように…。
M-♂は、まるで、わたくしを取り込んでしまうように…
わたくしの背中を、ゆっくりと腕で包み込んでいきました。
反対に、わたくしの腕と手の平は…M-♂の背中の大きさを確かめるように、たえず動いていました…。
その…動きが…

…ぴたり…

と…止まりました…。

M-♂の頬が…わたくしの横顔と…重なり触れ合ったのです…。

…M-♂の【顔】の感触…。

M-♂の…顔…頬の感触が、わたしに届きました…。
何故か…ひんやりと…して気持ち良く…
わたしは、更に…ぎゅうっ…と…
眼を瞑(つむ)りました…。

『…嗚呼…。』

と…わたしくしは、息を吐き出しながら、低く呻(うめ)くように呟(つぶや)きました…。

それを合図にするように…

すうっ…

と…徐々に…M-♂の頬がずれ…
M-♂は唇を…わたしくしの顔に這(は)わせていきました…。
…眼元辺りから…頬を通り抜け…
…わたくしの口角に…たどり着きました。
その…細く、すぼまった口端から…
…なぞる様に…
喘(あえ)ぐように半開きになった…わたくしの唇の中央部分へと…
M-♂の口唇は移動してゆき…

…重なっていきました…。

わたくしたちは…
手を取り合い…
抱き合い…
顔を寄せあい…

…御互いの唇の感触を確かめ合ったのです…。

M-♂の口唇の感触は心地良く…
わたくしの脳に疼(うず)くような刺激を与えました…。
一瞬、唇が離れた時…
閉じていた眼が開き…
M-♂の唇の形を確認したのです…。
木の葉のカタチをした、しっかりとメリハリのある陰影…。
…くちづけをした為に、うっすらと濡れ光っているのが判りました。
わたくしは、何故か…その唇を見て…
【今】も…愛液を流し続け…
その【愛液】で濡れそぼる…自分の女陰の模倣(もほう)の様に思われ…
抱き寄せられている下半身の疼(うず)きを感じとり…
内腿を…

きゅう…っと…

締(し)めたので御座います…。

【この…口唇が…わたしくしの唇だけではない…。
下の唇も吸い…その中から覗(のぞ)く舌先で舐め上げるンだわ…。
わたくしの…あらゆるところを…這(は)い…痕(あと)をつけるのだわ…。】

『…嗚呼…。』

わたくしは…
M-♂との…口づけの心地良さに…
思わず…唇を重ねたまま…
そう…言って…身悶(みもだ)えしながら、熱い吐息を吐き出していました…。

…わたしの、動きに…
…離れた…M-♂の口唇が…
…いま一度…わたくしの眼に映りました…

…薄い皮に覆われて血流が透けて見える…
…その…M-♂の口唇は…

…口づけの始めに見た赤さよりも…

…艶(つや)やかで…

…伸びやかで…

…ぽってりと…
…腫(は)れたように…
…見えたのです…

…まるで…
…自分の…プッシーが興奮して…

…充血をしている様を…目の当たりにしている様に思われました…

…まるで…
…M-♂に…

『m-♀の…プッシーは…【今】…こんな風なのでしょうね…』

と…語られている様でした…。

…わたしくしは、M-♂の腕の中で…
…身体を震わせながら…M-♂の背中を弄(まさぐ)り…
…堪(たま)らずに…
…M-♂の白いトップスの生地を…

…ぎゅうっ…と…

…握り締めていたので御座います…

To be continued…

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