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M-0080219-m
わたくしの顔には、笑みが浮かんでいたと思います…。
……不思議で御座いますけれど……
…おかしな話だと…御思いになられるでしょうけれど…
M-♂の眼の前で、始めて全裸で相対(あいたい)した訳ですが…
洋服を身に付けている時よりも…はるかに…
わたくしの、心は…穏やかに動いておりました。
M‐♂の【存在】は…わたくしを、そんな心持ちにさせてくれるのです。
…穏(おだ)やかで…
…緩(ゆる)やかで…
…心静かに…。
始めて…裸体を晒した…と言うのに…。
それは…ごく自然のことと…
そんな…心地(ここち)を、感じさせて下さるのです…。
そう…【今】の、わたくしは…
M-♂の前で…一糸纏(まと)わぬ姿で御座いました…。
ひとりひとりの女性の持つもの…
それは…【果実】のようなラインで御座います…。
ふたつの膨(ふく)らんだ、柔らかな【乳房】の双壁(そうへき)は…林檎(りんご)の芳香を放(はな)ち…
水蜜桃(すいみつとう)のように水分を含んだ【臀部(でんぶ)】からは甘露(かんろ)な汁が滴るのです…。
熟れたアケビ…【女陰-pussy-】は…ぱっくり…と割れ…食をそそる果肉を露出させるのです…。
そう…
【身体】と言う、一本の年輪を重ねた【木】に…様々な…熟(じゅく)した果実が生(な)っております。
普段は、着衣され、【その下】で、密(ひそ)やかに息づく…《生きモノ》…。
その…【薫(かお)り】を…今まで、わたくしは、閉じ込めてきたのです…。
【今】…わたくしは、M-♂の横で…
着衣を脱ぎ棄て…
その【薫り】を身に纏(まと)ったまま…彼の横に座っているのです…。
浴槽のお湯の中に漂(ただよ)う、柔(やわ)らかで、細(こま)やかな泡に…
無邪気な心持ちになっておりました。
わたくしの、口元…口角が、緩(ゆる)やかに上がるのが、自分でも判(わか)るのです…。
差し入れていた手の平に、沢山の泡を掬(すく)い取り、その泡を…
ぎゅうっ…
と、潰(つぶ)す様に…握り締めていました。
指と指の間から…
気体を包んだ、乳白色の小さな小さな【たま】が…溢れ出し、わたくしの腕の方に伝わってゆきます。
すぅ…っ…
泡の流れが、わたくしの腕に、白い蛇のように、肘(ひじ)に向かって流れ落ちてゆくのです。
幾筋も…
腕を…包み込むように…
わたくしは…その、感触を楽しむように、何度も、泡を掬い取っては、その動きを繰り返しておりました。
『…イルミネーションを点けてしまうと…ジャグジーが使えないようなのですよ。』
わたくしの耳に、M-♂の声が届きました…。
わたくしの…耳に…届いた、M-♂の【声】は、泡の様に、柔らかく心地よく聞こえました。
と…っきん…
…わたくしの胸が鳴りました…。
M-♂の【声】に【反応】した…時、わたくしは、泡だらけになった手を、そのままにして、
目線を…ふたりの繋がった手から、M-♂の上腕部に移し…更に上がって、肩口を通り越し…
彼の顔へ移してゆきました…。
丁度、M-♂は、浴室の機能のコントロール盤(パネル)を見ていらして…
わたくしの眼には、後頭部が映っていました…。
わたくしは…何故か、その【後ろ姿】に、ぞくりっ…と、いたしたのです。
M-♂は、髪を、長めにされておられましたが、しっかりとした、腰のある髪質をで御座いました。
ですから、自然な形で、綺麗な髪の流れを作っていました。
その髪の毛先が、湿った首筋に貼りついていたのです。
わたくしは【その】、髪の貼り付いた、しっかりとされた首の太さに、【男性】を感じたのです…。
すっ…ぅぅ…
と…貼り付いた髪から…
一筋の水滴が、M-♂の首筋から、肩に流れ落ちていきました。
玉の様に、ころころと…転がるように…。
ぎゅ…っうぅ…
わたくしの両手に、思わず力が入りました。
…すると、それに気がついた、M-♂が、わたくしの方に振り向かれました…。
わたくしの…眼に映ったモノ…。
M-♂の…鎖骨(さこつ)…。
【鎖骨】…前胸部の上方で水平に伸びる…【それ】は…
わたくしの眼には、とても、美しく感じました…。
【骨格】…と言うのは…
…《男性を、こんなに…【感じる】モノだったかしら…。》…
と…わたくしは、思ったので御座います…。
女性が…その身体に…肉体の円(まる)みと、弾力を表すとしたら…
男性は…その身体に…身体を構成するフレーム-frame-で、その【存在】を感じさせるのでしょうか…?
…M-♂の視線を感じ、わたくしは、自分の目線を下に落としました。
すると…
わたくしの、眼に…
M-♂の…すこうし、開かれた脚の間に在る、男根-penis-が、映ったのです。
わたくしの【頭】の中で…
【衝動】が…生まれました…。
わたくしは、絡んでいた手を外し…
M-♂の膝(ひざ)の上に手を移動させていました。
わたくしは、手の平で、擦(さす)るようにして、M-♂の膝がしらの方に移していきました…。
そして、膝に到達した時…わたくしは、浴槽の縁(ふち)から、腰を上げたのです…。
ぴっちゃ…りっ…。
臀部(でんぶ)が浴槽から離れました…。
わたくしの下半身は濡れていました…。
浴槽の縁に流れ出たお湯で…。
そして…M‐♂を…感じたことで生(しょう)じた感情から流れでた…
…愛液‐Love juice‐で…。
わたくしは、彼の前に膝をついておりました…。
M-♂の股間が、わたくしの眼の前に、位置しておりました。
わたくしの、眼の前に…
更に…愛おしさの増してゆく…【M-♂自身】が…
…【存在】…
…しておりました…。
そう…
ふたりの間で…
心静かに動いていた【時間】は…
これから…始まる…
激しい心の高揚への…
《序章》…
なのでした…。
To be continued…
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