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【54】 § 逢初-あいぞめ-≪其の二≫【既視感】 §

2008/06/20 04:14
≪既視感(きしかん-Déjà vu-)≫

既視感(きしかん-Déjà vu-)…デジャブ…
実際は一度も体験したことがないのに、すでにどこかで体験したことのように感じることである…。

その後…
M-♂から…
11時21分に…

【今、着きました。】

と…メールでの御連絡が入りました。

【仕事の資料用の写真を撮っていますから…】

と、合わせて、お知らせ下さったので…
御仕事の資料を撮って頂く御時間があった方が、お待ちになって下さっている時間も
有意義に過ごして頂けますかしら…
と、思い…

【m-♀も、慌てないで、そちらに向かいますから、御仕事の資料を、撮っていて下さいね。】

と…メールで、御返事申し上げました。
丁度、御仕事に必要な写真を撮ることも出来る場所が、待ち合わせをする場所の近くにありました。

【メール】で、御返事を返しながら…
手早く、M-♂のお側に往(ゆ)くための準備を整えていきました。
その間も、徐々に…M-♂との…【距離】が縮まっていくのを実感いたしまして…
胸が…じんっ…と、熱くなってまいります…。

と…そこで…

m-♀の、自宅の呼び鈴が鳴ったのです。
出ると…m-♀の御仕事のクライアント様…。
それも…かなり、慌てて…顔が引き攣(ひきつ)り…
額に浮かんだ汗を、しきりに拭(ぬぐ)っておられましたが…
そんな時は、次から次に…噴き出してくるもので…
拭っても…拭っても…と言う感じにお見受けいたしました。

『土曜日は、御留守になります』

と…お伝えしてあったのですが…
お話しを、お聞きすると…

『至急、用意しなければいけない書類がある。何とか、なりませんか?』

との事…。

『申し訳ない…。』

と…恐縮しきりの上、かなり、焦っている御様子でしたので…
落ち着いて頂きながら…
何が必要なのかを、聞き出し、把握(はあく)していきました。
確かに…緊急性のある内容でした。

幸い…パソコンで打ち出すだけで済む、事柄でしたので…
即行(そっこう)で、必要な書類をプリントアウトしていきました。
…勿論(もちろん)…
その間も…下着【ショーツ】は…
…着けていないのです…。

クライアント様と、お話ししている時は…
そちらに、意識が集中していたのですが…。
パソコンの前に座り…
お尻に直に…スカートの柔らかな生地の感触を感じた時…

はっ…

と…いたしました…。

【わたし…ショーツ…着けていないのですわ…。】

スカートの下は、ストッキングをガーターで吊るしただけの…剥(む)き出しの下半身…。
気になりだすと…
眼の前にいらっしゃる…クライアント様には、見えている訳ではないのですが…

胸の鼓動は高まるばかり…
しかも…男の方…。
脚を…きゅっ…と閉じておりました。

それでも、何とか…プリントアウトした書類を茶封筒に入れお渡しいたしました。
そして、何度も、頭を下げ、御礼を言って下さる、クライアント様を無事に御見送りしたのでした…。

ただ…書類を手渡しする時…
少し…擦り足だったかも…(苦笑)

そして、わたしも、M-♂にお詫びの【メール】を打ち込みながら…
早速、車の方に向かったのです。
携帯に打ち込みながら…小走りで急ぎました。
打ち込んでいる途中で…メールの【着信】の点滅…。

M-♂からでした。

メールを拝見すると…
撮影をしたかった場所が、運悪く工事中との事。
すでに、見終わり、撮影も済んでおられる御様子でした。

【すぐに向かいます!
クライアント様に捉(つかま)りました。
直ぐに、そちらに、まいります。】

と…【メール】で、お伝えしました。

【始めての逢瀬の日】…
それが、決まったのは6月6日…。御逢いする一週間程前…。
実は…逢瀬の日取りが決まった時…待ち合わせの【駐車場】を、M-♂が【現在】いらっしゃる場所に近いA駐車場を指定させて頂いたのですが…
その後…心配になり、現地に出向いて調べたら…
[午後5時に駐車場を閉鎖いたします]
と…看板が出ていたのです。
それで…少し遅い時間でも【閉鎖】しない場所で…なるべく人気(ひとけ)のない所を探して…
4日程前に、M-♂に待ち合わせ場所の【変更】を、A駐車場から、車で7~8分ほどのB駐車場にお願いしたのです。

そして…
わたしは、【現地】に向かい…【A駐車場】に入ったのですが…
M-♂のお車が見当たりません…。

『M-♂…。どちらにいらっしゃいますか?』

と…携帯でお話しさせて頂くと…
既に…変更した【B駐車場】の方に移動してお出ででした。

完全に、わたしの御連絡ミスで御座いました。
わたしは…

【あまり、あちらこちらにお動き頂いては申し訳ない…】

と…【現在地点】に近い【A駐車場】で御待ち頂くように申し上げたつもりが…
お伝えの仕方がいけなかった為に…
既に、本来の【待ち合わせのB駐車場】に移動をして下さっていらしたのです。

『すみません。M-♂!
m-♀のお伝えの仕方が悪くて…。
5分で、そちらに向かいます!』

携帯をハンズフリーにして、お詫びしながら…
こちらにいらっしゃる道中の事を、お聞きして…お話ししながら…
アクセルを踏み込んでいました。
結果的に、M-♂に、だいぶ、お待たせをして頂くことになってしまったのでした…。

B駐車場に入り…
目視で、M-♂に、わたしの車を【確認】して頂いて…
M-♂のいらっしゃる【場所】まで誘導してもらい…
やっと…M-♂の車の横に駐車することが出来ました。

…M-♂は…
外に出て【携帯】を掛けていて下さっていました…。

…直ぐに…M-♂だと判りました…。

御姿を拝見して…
御無事で、こちらまで来て下さったことへの安堵(あんど)の気持ちが、私を包んでいました。

わたしは…

『M-♂。申し訳ありません。お待たせをいたしました。』

と…車を降り…遅くなった、お詫びの言葉を発しながら、小走りにM-♂の、お側にまいりました。
すると…

『今日は車が、多いようですね。』

と…声を掛けて下さいました。
多分…わたしが、遅くなった事を気にやんでいるだろう…と…
配慮して下さっているようにお見受けいたしました。

『はい。平日は、結構、空いているのですが…。
今日は土曜日で、隣接しているスポーツ施設や、公園に家族連れで遊びに来ている方々が多いのかも…です。
m-♀も、正直驚いておりますの。』

公園やスポーツ施設が隣接している、広い駐車場には、思った以上に車が駐車されていました。

『…前の車も、人が昼寝をしているようですよ。』

『あら…。ほんと…。』

のどかな土曜日の…御昼…。
幸い、お天気も良く…風も、少し強めに吹いて、過ごしやすい気候に恵まれた週末でした。
御昼寝には、丁度良い心地よさでしょう…。

わたしは…不思議なほど…自然に、M-♂の横に立ち…
M-♂と会話を交わしていました…。

そう…わたしは…
不思議な感覚に囚(とら)われていました…。
始めて、直に、お逢いしたM-♂に…
【懐かしさ】…を、お感じしたのです…。
それは、脳の中の【記憶】の伝達が、交錯(こうさく)して…
見せている知覚なのでしょうか…。

『…風が…強いですね…。』

M-♂が…ぐるりと、眼を細めながら周りを見渡しました…。
わたしたちを、6月の正午過ぎ…
明るい陽射しが包み込んでいました。

『…ええ…。ここは、何時も風が強いのです…。』

…と…同時に…
…わたしたちの間を一陣(いちじん)の風が吹き抜けていきました。
わたしは、不意に強さを増した風で、なびいた髪を両手で押さえましたが、間に合わず…
その風はわたしの顔を頭を…撫で上げていきました。
髪は幾筋(いくすじ)かの塊(かたまり)になり…顔や首を包み込むように絡んだのです。
わたしは、それを払(はら)い、ほどきながら、M-♂が、眼を向けた方向に同じく視線を向けていました。

そして…
その…【風】は…
わたしの【スカート】の中にも、容易に潜り込み…
脚を…
肌色のガーターストッキングで包まれた脹脛(ふくらはぎ)を…太腿(ふともも)を…

……黒い毛の自然のショーツ……

…そう…

布の下着を着けず、陰毛のみで覆(おお)われたプッシー【女陰】をも…舐め上げていきました…。

…そう…

M-♂に…

『…身体に刃を触れさせないように…。体毛の処理はしてはいけませんよ…。』

と…仰って頂いた【あの日】から…
【体毛の処理】と言う言葉は…わたしの中から消えていました…。

その日、スカートの中で…長くなった陰毛が、そよいでいるのが判(わか)りました。

わたしは…風の愛撫に…一瞬、眼を閉じ…
髪に当てていた両手…
その片方…右手を下ろし…
スカートの腰の辺りの柔らかな布を…

きゅう…っ…と…

掴(つか)んでいました…。

…零(こぼ)れるような…陽の光が…
…ゆっくりと開けた瞳に、眩(まぶ)しさを増して映(うつ)っていました…。

…そして…
…その【眼-まなこ‐】を…
もう一度…M-♂の横顔に向けて…
感じた【懐かしさ】を、手探りするようにしながら噛み締めていました…。

既視感(きしかん‐Déjà vu‐)…デジャブ…
学術的に諸説あるでありましょう…
【感覚】から【神経】に伝達された信号、脳の中で記憶として…認め知る段階で、脳内で認識され…【蓄えられるべき場所】に行く作業以前に、別ルートに蓄積されたものが、【検索】を掛けた時に…記憶の錯覚として感じるものであるなど…

…しかし…
もっと…おおらかに自分の意識が相手の意識に融合し、意識の奥底(深層)に浸透し、その結果…

…意識が呼応(こおう)する…。

そんな…懐かしい感覚に呼び覚まされる…
…と…感じる…
そんな、情緒的な感覚…と言う解釈(かいしゃく)も素敵ではないだろうか…と思うのです。

To be continued…

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